プレゼンは、improvisation(即興力)と器創りが必要の巻
先日の授業で、外資お勤めのAさんのプレゼン後日談。
「一度説明したことを、Q&Aで質問されてどう対処したらいいか迷いました。」
相手は、マネジメント上層部の方達。
皆様ならどのように対処しますか?
「説明したことをまた質問されて、意図を考えるヒマもなく苦労した」とのこと。
結局、あとから分かったことは、質問者はPCを操作しながらプレゼンを聞いていたので、
「聞いていたようで、聞いていなかった」のが事の真相だったそうです。
おススメした次回からの対処法
1.プレゼンの中で一度説明したことでも、「あたかも、初めて説明するように、丁寧に答える」
これが難しいのは、有能なビジネスリーダーは純粋無垢な子供ように「動物のカン」が鋭いことが
よくあります。「顔が笑っていても、心からの温かいウェルカム波動を出していなとダメ」です。
形だけ笑顔で、あたかも、初めて説明するように、丁寧に答えてもダメです。
忍者のように、Japanese smileで煙に巻いてもダメです。
「そのこと、さっき説明したのに」と思った瞬間、その思いを読まれてしまいます。
即興力で機転を利かして「Yes, that’s a very important point. What it really means is that~」
などの文言で始めて、1回目と違うアングルで説明すると1度聞いたほかの方も満足します。
2.どんなことでも受け入れる「大将の器創り」。
「動物のカン」に対する対応策は、ネガテイブな気持ちを出さないことです。
「小さなことは、優しく包んで許してあげるマインドセット」が理想です。
つまり、なんでも受け入れる「大将の器創り」で、
「イライラしないマインドセット」を目指します。
一度説明したことを、もう一度Q&Aで聞かれても落ち着いて対応できます。
一般的に、外資でも上層部に行けば行くほど「動物のカンが働き」空気を読み行動します。
「大切なことをリマインドするチャンスを与えてくれてありがとう」、の心境でしょうか。
It’s easy to say, but hard to do!
以下、「小さなことは、優しく包んで許してあげるマインドセット」と経営について
優しく「泳がしている」ときに、「人を甘く見てつけ入る者」も時にはでてきます。
「知者は感情的に怒らない。」と自分の非を咎められて逆ギレする者さえいます。
優しい母の愛情と峻厳なる父の愛
甘やかすのが愛情ではなく、「泣いて馬謖を斬る気概」も時には必要ではないでしょうか。
大志があるのであれば。